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民族植物学研究室 『民族植物学ノオト』バックナンバー第1号から第17号



大学から離れて、植物と人々の博物館の研究部門、民族植物学研究室として、2014年から再出発しました。 最近の研究業績など
2015年の活動写真  電子版       環境学習原論ー人新世の核心
                 
Essentials of Ethnobotany 
自選集第5巻
                 第四紀植物
 自選集第2巻
                          環境学習原論 <増補改訂版> 自選集第1巻
                          日本雑穀のむら    自選集第3巻  
                          雑穀の民族植物学―インド亜大陸の農山村から   自選集第4巻
                          生き物の文明への黙示録 随筆集      自選集第6巻                    
研究目的と内容等:

  民族植物学は世界各地で芽吹き始めた、温故知新の学問分野です。研究目的は自然と人間の関わり、共生的環境文化を民族植物学の視点から解析します。環境保全、創造と環境学習プログラムを現場で、開発し、実践検証します。さらに、これらを基礎に環境学習原論を思索し、現代の受験教育ではない学びを提案したいと考えています。
日本村塾で、縁側講座、囲炉裏端講座、温泉講座をします。
日本に民族植物学の研究拠点を確立したいと考えています。
ご興味のある方は、ご連絡の上、お訪ねください。


研究作品リスト   日本語1971〜2013    英語1971〜2016    
 2014〜present

1 環境学習関係:
1)秩父多摩甲斐国立公園での山村エコミュージアムづくり
  山梨県小菅村において、エコミュージアム日本村づくりを進めるために、そのコア・ミュージアムとして、中央公民館内において「植物と人々の博物館プロジェクト」を進めています。

2)
自然文化誌研究会では、ELF環境学習過程を使って、環境学習指導者(のびとCONE+)の養成を行っています。

環境教育研究会を1976年に、日本環境教育学会を1990年に創立するときの事務局を担当しました。
*東京学芸大学 自然文化誌研究会・冒険探検部を1975年に創立しました。

2 民族植物学関係:
栽培植物の起源と伝播に関する研究;
雑穀類・雑草コンプレックスと作物の栽培化過程
栽培植物の栽培、加工、調理法等のアフロ・ユーラシア地域における野外調査と比較研究のまとめをしています。;
ホーム・ガーデン研究会として、緑の革命により、遺伝的浸食を受けて絶滅に瀕している栽培植物の調査研究
@栽培植物の伝統的な在来品種の調査
A現地保全の方法の研究
Bローカル・シード・バンクの提案
C雑穀街道の提案

生物文化多様性教材研究会で、ELF環境学習過程の充実をしています。

*雑穀研究会を1985年に創立し、2002年まで事務局を担当してきました。
2012年9月に雑穀研究会シンポジウムを小菅村で開催しました。

2 講座・研究に対する基本的な考え方:
@直接体験を重視し、野外調査・聞き取り・観察・実験などを行います。
A学際・統合的な研究手法をとり、環境学・環境学習のあり方を思索、学問を生き方として実践したいと考えています。
B基礎研究に基づき、環境と教育政策について社会に提案しています。


*環境教育推進法の制定を2001年に提案し、NPO環境文明21で議員立法の素案づくりをしました。法案が成立するまで、国会衆議院・参議院の委員会や本会議を傍聴しました。2010年のCOP10で在来品種の保全について提案しました。2011年は「社会的共通資本としての森とむら」(財団法人森とむらの会)について提案しました。